実験記録406

実験大好き

告白します。私はキャラ崩壊二次創作を嬉々として見る中途半端な処女厨です。

突然ですが、クイズです。
以下の表は何を表しているでしょうか。


メジロマックイーン トウカイテイオー
杜野凛世 七草にちか
大場なな 星見純那





















勘のいい読者の方ならお気づきでしょう。
答えは「もしも厄介腐女子だったら私が興奮するキャラクターか」です。

さて、今述べた「興奮」ですが、本題に入る前に齟齬が生じないよう少し説明します。
性的興奮にもグラデーションがあって、自慰行為をしたくなるようなものもあれば、萌えと呼ばれるような極軽度なものも存在します(萌えは本当に性的興奮の一種であるかという議論はさておき)。その中でも今回私が取り上げたいのは、自慰と萌えの中間にあるような興奮です。
この記事内ではそのような興奮をソフトな性的興奮と呼び、ハードな性的興奮と区別します。

そしてもう1つ、キャラクターを厄介腐女子にする二次創作のジャンルの名称を「厄介腐女子化」と名付けます。既に別名で存在してたらすみません。

さて、この厄介腐女子化の魅力は大きく分けて2つの要素に分けられます。

・ギャップ萌え
・性的興奮を感じる美少女

ここからはそれぞれの要素についてもう少し詳しく見ていきましょう。




ギャップ萌え

先程の表の◯と✖のキャラクターにはどのような違いがあるでしょうか。どうしてメジロマックイーンなら興奮するのにトウカイテイオーではしないのでしょうか。





















私はよくわかりません。
そりゃ、精神的に成熟してる傾向にあるとか、それっぽいことは言えますけど、全ての例を簡潔に説明できる都合の良いモデルなんてありません。冒頭でクイズを出したのも、訳のわからない問題に頭を捻る貴方たちが見たかっただけです。「勘のいい読者の方ならお気づきでしょう」なんてほぼほぼ嘘だし。




















どうすればいいですか?クイズとかじゃなくて。












まあ皆さんに対してあまり不誠実となってしまうのも嫌なので、自分でわかっている範囲で説明していきます。
先程は、精神的に成熟してる傾向にあるなんてそれっぽいことは言えるとか言いましたが、これが結構当たっているような気がします。いかにも厄介腐女子にならなそうな感じがしているキャラクターだと興奮します。でも、これではトウカイテイオーだって厄介腐女子にならなそうなので正確さに欠けますね。トウカイテイオーはいささか子供っぽい気がします。BL作品に偶然出会って知らない胸の高まりに頭がいっぱいになっていると興奮しますが、BLに対して造詣が深いイメージはあまりありません。本来周囲に気を遣えるのだけど、時折夢中になりすぎてしまうところがあるようだといいのかもしれません。
他にも諸々において優秀であってほしいとか個人的な好みを含む細かな要素は色々ありますが、大体ギャップ萌えと括ることができるように思います。
美少女がBLの魅力に当てられて正常な判断力を失い、厄介腐女子と化しているところを見たいんです。




ソフトな性的興奮を感じる美少女

ギャップ萌えの説明では、美少女が我を忘れて興奮する対象がBLである必要性を説明できていませんでしたね。ギャップ萌えは萌えの範疇を出ませんが、ソフトな性的興奮をもたらすものとして厄介腐女子化がいかに優れているか、「ソフトな性的興奮を感じる美少女」から説明できます。
率直に言って、「ソフトな性的興奮を感じる美少女」は魅力的なんです。

http://twitter.com/manfaone_pr/status/1357506363765751808?s=21
目の前で行われる色事に恥じらい手で目を覆いつつも、つい隙間から見てしまう美少女が好きな方も多いことでしょう。

https://www.pixiv.net/artworks/85938371
https://www.pixiv.net/artworks/83872544
無垢な美少女が性に目覚める瞬間を見ることにこの上ない悦びを感じる方も多くいることでしょう。(トウカイテイオーについて「BL作品に偶然出会って知らない胸の高まりに頭がいっぱいになっていると興奮します」と述べましたが、こういうことですね。こちらもかなり魅力的ですが、今回想定する厄介腐女子とは異なるので割愛します)

この2つの共通点、それが「ソフトな性的興奮を感じる美少女」なのです。
ソフトな性的興奮と書いていますが、美少女の性的興奮が密接に性行為と結びつかなければ良いような気もします。
性行為に繋がってしまうと作品がハードなポルノよりになってしまいがちですからね。今回は求めていません。
それから、美少女の処女性が保たれていてほしいんです。
萌えにおいて、美少女は基本的に処女でなければなりません。身体的に処女であるかは別にわざわざ考えなくても良いと思いますが、美少女の精神に、作品に、他の男が異性として存在しているという状態は難しいです。他の男に彼女を奪われてしまう可能性があることは不安要素です。萌えという概念は広義の性的興奮と地続きであるようですが、癒しの性質が含まれているという点において異なるように思います。
ソフトな性的興奮を求める際には萌えの場合ほど厳密に考えなくて良いかもしれませんが、それでも必要性のない非処女性はわざわざ加えなくて良いのです。
ここで、興奮の対象がBLであることが活きてきます。
腐女子はあくまで傍観者の立場にいなければなりません。そして傍観者でいることにより、美少女の処女性が失われないことが保証されるのです。


参考文献

https://twitter.com/vananantamago/status/1388467382465691649?s=21

お淑やかだけど思いのほかノリが良くてユーモアのセンスもある大和撫子こと杜野凛世さん、可愛いですね。
身近な人間でBL妄想、非腐女子に自分の妄想を一方的に披露、挙句の果て女子小学生に自分の描いたBL本を見せる。完全な厄介腐女子です。素晴らしいですね。
私が厄介腐女子化二次創作の可能性を自覚したのはこの作品を見たからです。
本当は、これさえ見てもらえれば良かったんです。


https://twitter.com/asg_iori/status/1406562522119819264?s=21

一次創作なので今回の話とは少し異なりますが載せます。お嬢様が厄介腐女子なので嬉しいです。
ついでに述べておくと、今回厄介腐女子化という二次創作に限定したジャンルの話をしている理由は、本来周囲に気を遣えるのだけど時折夢中になりすぎてしまうところがあるという特性が原作での言動で充分に説明されている方が興奮できますし、原作で既に説明されているのであれば二次創作では一番美味しい部分だけ味わえるからです。創る側としても気楽そうだし二次創作の方が沢山ありそうと思って限定しましたが、一次創作でも全然興奮します。


ちなみにPixivで「腐女子化」と検索したところ、原作において腐女子でないキャラクターが腐女子となっている二次創作がいくつかヒットします。世界は広いですね。
なお、腐女子化にも種類があって、BL作品で読者と同じ側に立つために腐女子化されたという側面が強いものもありますが、この記事で説明してきたものとは少し毛色が異なりますから区別されてほしいものですね。










おわり

告白します。私はキャラ崩壊二次創作を嬉々として見る中途半端な処女厨です。
キャラクターの性格について大まかな属性でしか見ていないのではないか。処女性とは実際どんなものなのか。
仰る通りです。きちっとしたことなんて何一つ言えません。物事を単純にしか捉えられない。

でもね、興奮するんです。

処女がいいんです。原作ではこんなことしないだろうな~っていうような過激なことをキャラクターがしていると心の底から笑顔になれるんです。美少女に厄介腐女子になってほしいんです。
















ねぇ、どう思う?